オールドレンズ

Helios 44-2 58mm F2【オールドレンズ / 作例】

こんにちは、みなみです。

ぐるぐるボケが特徴的でもあるロシアのオールドレンズ、ヘリオス44-2 58mm F2の写真紹介です。
スーパータクマー55mm F1.8と並ぶオールドレンズを代表する超メジャーなレンズです。

油染みがある

ちなみに私の買ったレンズはご覧のように絞り羽根に油染みのある個体のものです。
この油はヘリコイド部分からやってくるそうで、お店の方の話によれば撮影上は問題無いとのこと。

ただひどくなってくると、油が固着してしまったりするという...... 良いのか悪いのか......
購入される方は気を付けてください。

オールドレンズの始め方

スペック

  • 発売年 : 1973年
  • マウント : M42マウント
  • F値 : F2~F16
  • 最短撮影距離 : 0.5m
  • 絞り羽根枚数 : 8枚
  • レンズ構成 : 4群6枚
  • フィルター径 : 49mm
  • 重量 : 実測値216g

写真紹介

使用したカメラがAPS-C機(FUJIFILM X-T1)の為、焦点距離が87mm相当となっています。

描写

太陽の光にレンズを向けるとフレアやゴーストが発生します。
この辺はスーパータクマー55mm F1.8と似ていますが、ヘリオスの方がより出方が激しいと思います。
コントラストは弱い感じがしますね。
色味もあっさりした感じ。

あまり出ていませんがヘリオスの代名詞であるぐるぐるボケ
木漏れ日とか、少しザワザワした感じの背景だとぐるぐるボケを作りやすいのかなぁと思います。
フルサイズではなくAPS-Cのカメラを使っていることも原因かもしれません。
私は当初ぐるぐるボケがあまり好くではなかったのですが、これも味のある表現だと思い直しました。

ここを拡大
拡大

開放では甘いのですが、絞って撮ればこのように解像感が増した写りになります。

おわりに

オールドレンズを代表するヘリオス44-2 58mm F2 いかがでしたか?
なかなか個性のあるレンズだと思います。
APS-Cのカメラで撮影しましたが、よりオールドレンズの魅力を引き出すにはフルサイズのカメラをおススメします

少しコントラストが弱く柔らかい描写がなんともオールドレンズらしいですよね。
M42マウントレンズでは他に有名なスーパータクマー55mm F1.8があります。
両レンズ共比較的手に入れやすいのですが、近年オールドレンズの人気に伴いお値段の方も上がっています。

多少値は張るかもしれませんが、元が取れるくらい満足のいくレンズかと思います。
機会があればぜひ使ってみてください!

ではでは。

素敵なカメラライフを

-オールドレンズ