こんにちは、みなみです。

以前使っていた機材を回想していく記事です。
今回は富士フイルムX100シリーズの三代目、X100Tです。
APS-Cのセンサーサイズに23mm F2のレンズが付いており、ファインダーはOVFとEVFのハイブリッドタイプ。
2016年から2018年までの三年間使っていました。
カメラの機能とかそういった事はあまり覚えていませんので、写真中心になります。
写真紹介

私がなぜこのカメラを当時買ったのか。
それは開放F2で撮影した時の、ソフトフォーカスがかかったかのような描写が気に入ったからです。
このカメラは開放F2で接写気味に撮るとふんわりとした写りになるのが特徴。
このレンズ独特のクセは好き嫌いが分かれますが、私は好きでした。

埼玉県長瀞での一枚。
紅葉の季節になると行く機会が多い場所です。
23mm(35mm判換算35mm)は絶妙な焦点距離ですね。
カメラを構えたらちょうどよくおさまるんですよ。
少し広いなと思えば前へ、ちょっと狭いなと思えば後ろへ下がることでカバーできる。
それはどの焦点距離でも同じだけど、35mmはストレスなくそれが出来る感じ。
私は最近は24mmが好きなのですが、X100Tの写真を見返してやっぱり35mmもいいなと思ってしまいました。

東京渋谷での一枚。
X100Tはコンデジとしては大きく重さもあるので、こういったストリートスナップには向かないと思いきやそうでもない。
ミラーレスカメラにパンケーキレンズを付けているような感覚かもしれない。
意外と街中に溶け込んでしまうのです。
シャッター音も小さい。
「チッ」っという感じ。
街中では極力目立ちたくない。
そこいくとRICOH GRはすごいなぁ。

東京六本木ヒルズスカイデッキからの一枚。
確かこの方は外国の方だったと記憶しています。
この日はかなり寒かったのを覚えています。
奥の東京タワーがまた良い感じ。
どのカメラでもそうだけどシチュエーションによってはAFが迷ってしまう。
このシーンも結構迷っていた記憶がある。
ちなみにこのスカイデッキは2024年4月に閉業してしまったらしい。

汐留に行ったらそらジローがいたので撮ってみた。
日テレのお天気コーナーに出てくるキャラクターですね。
ガラス越しに撮っているので反射があります。

東京駅を写した一枚。
光量が少ないこともありISO感度は4000まで上がっていますね。
見た感じそこまでざらついた感じはしないのですが、これはおそらくライトルームでノイズ除去をかけているのかもしれない。
撮影日が2018年となっており、当時どのように編集をしていたのか全く覚えていません。

東京新宿駅構内での一枚。
行き交う人々をスローシャッターでブレさせた。
X100Tは手ブレ補正が付いていなので、こういった表現は難しい。
現にこの写真はブレています。
でも雰囲気は好きです。

だいぶ前の話ですが、スイーツ作りにハマっていた時期があります。
その時に作ったものですね。
これは多分チーズケーキかなと思います。
当然今は作り方を完全に忘れています。
やはり開放F2で撮るとふわっとした柔らかさが出ますね。

東京六本木の街並みを撮影。
ファインダーの話なんですが、基本的にEVFを使っていました。
X100TはOVFとEVFのハイブリッドビューファインダーなのですが、OVFの使い勝手が良くなかった記憶があります。
あまり詳しく覚えていませんが、視差というものが関係していたと思います。
厳密に露出と構図を決めて撮りたいのならやはりEVFだなぁ。

たまたま入った書店での一枚。
「みんなメタルに狂ってやがる」のフレーズがおもしろい。
たまたま入った書店での一枚。
「みんなメタルに狂ってやがる」のフレーズがおもしろい。
メタルの定義がよく分からないが、ハードロックなんかは今でもたまに聴く。

逆光ぎみにコスモスを撮影。
F4.5まで絞っているからなのか、フレアやゴーストの出方は嫌な感じはしないですね。
このカメラでは花を撮ることなんかも多かったです。
寄って良し、引いて良しのカメラです。

日が沈んできた頃に彼岸花を撮影。
奥の玉ボケは、街灯や車のライトです。
この何とも言えない切ない感じが良いですね。

東京お台場でのワンシーン。
夕景をバックに人物をシルエットとして写す。
こういう撮り方結構しちゃいますね。

同じくお台場から。
以前はカメラやレンズを手に入れるたびに試し撮りとしてよくここに来ていました。
良く晴れた日はこのようにマジックアワーが綺麗に出て見ることが出来ます。

どこで撮影したのか忘れてしまいましたが、なんかクリスマスっぽい雰囲気ですね。
シャッタースピード1/8秒で人物をブラしています。
何とかギリギリ手ブレさせずに撮れたという感じ。
テレコンで換算50mm

テレコンバージョンレンズを付けると33mm(35mm判換算50mm)として使える。
しかしこれが180gと結構重い。
180gと聞くとそんなものかと思うかもしれませんが、数字以上に重く感じていたのを思い出します。
23mm F2という素晴らしいレンズが付いていながらもたまに物足りなくなる時があった。

大した写真も無いのですが、これは東京、豪徳寺に行った時の一枚。
招き猫で有名ですね。
換算50mmになったおかげで、グッと引き締まる写真が撮れました。
テレコンを付けてもF2の明るさは変わらずです。
おわりに
全部の写真は紹介しきれないので一部だけでしたが、見返してみて懐かしい気持ちになりました。
そんなに多くのカメラを使ってきたわけではありませんが、正直このX100Tを使っていた時が一番楽しかったように感じます。
今は一眼レフにハマっていてそれはそれで楽しいのですが、この記事を書いているうちにまたこういうカメラを使ってみたくなってしまいましたね。
- コンデジでありながらAPS-Cのセンサー
- 23mm F2の明るいレンズ
- 使い勝手はあまりよくなかったがOVFとEVFの二つのファインダー
- 富士フイルムお決まりのフィルムシミュレーション
魅力の詰まった一台でした。
現在はシリーズ6代目のX100VIまで出ていますね。
このX100シリーズは今後も続けていってほしいですね。
ではでは。
素敵なカメラライフを